ホンダ フィットの部品供給

普段輸入車修理の多い当店ですが、国産も当然やってます。

特に特殊性がないのでブログには載せませんが、

ホンダの部品供給に??が付く出来事に2度目の遭遇となったので紹介してみたいと思います。

フィットのリアクォーターとサイドシルを同時交換する作業です。

部品注文はクォーターパネルとサイドシルアウターを別々注文。

修理業に接点のない人には見慣れない状況ですが、、交換中です。

部品を仮合わせ、、、、5㎜ほど足らない・・・・・。

溶接で埋めてしまえ!位の隙間ですが、クラックが発生してしまうと厄介なので

横着できません。

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潰れた元パネルを切って形を整え延長します。

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少ずれるとボディに沿わなくなるので慎重に溶接。(ガス溶接)

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パテ量も抑えたいので形も綺麗にします。

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また、先に合体させるので防錆できます。

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通常より時間がかかって取付完了。

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2度目の「勘弁してくれよー」の出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

ナローポルシェ オールペイント/クォーターパネルの修理③

右クォーターパネルは防錆できるところまできました。

この後、パテ修正あります。

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左も進みました。

錆穴修正です。

まずは表面。

貼ってあったパッチを剥がすとこんな感じになってました。

原因は不明ですが、裏のチッピングコートが劣化で剥がれて水が進入したのかもしれません。

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製作というほどの部分ではないので・・・やることは早いです。

これ位切り取ります。

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溶接して歪を修正しました。

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そして、鉄板が無くなってしまったサイドシルエンド。

まずは、サイドシル(ここは骨格です)を修理。

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ココは、MIGで溶接。

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それからピラー部分です。本来はアウターパネル(部分的にでも)を外した状態で

作業する方が元の形状に復活させやすいですが、、、時間がかかりますので外しません。

何となく合うようなパネルを作りました。

サイドシルの形状が見えてますね。

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当然ながら、アウターを外さないので本来の溶接箇所とは違う部分があります。

形を戻す事優先です。

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ココに付く部品(ステップトリムでしょうか?)

元は形状を無視して修理してあったので先端が曲がってます。

本来はまっすぐ。

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まっすぐに付けたいので、右と同じ様な段差をつけます。

これですっきりと付いてくれそう。

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あとはハンダで成形します。

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この後こちらも防錆塗装に入ります。

 

 

 

 

ナローポルシェ オールペイント/クォーターパネルの修理②

昨日から作業が続いてます。

まず右側を防錆塗装できる状態に仕上げています。

オイルリザーバーが邪魔なので少しずらします。

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ずらした所で昨日気になったフィラーリッド右側のハンダ。

裏からミラーで覗いてみました。

裏からは何も見つかりません。

凹み修正?もしくはライン修正のためのハンダかもしれませんね。

このままで進めます。

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うちの作業とは関係ありませんが・・・。

オイルリザーバーのドレンにオイル漏れがありますので報告しておきます。

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そして、ガラスモール部の錆穴。

ハンダで隠してあった部分。鉄板になりました。

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それと、少し気になったのが、パネルの後ろ先端部分。

それほどの事ではないかもしれませんが。

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先端が少し丸くなってます。

ハンダで成形している部分です。

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左側はまっすぐなので・・・。

もう少しハンダを付けてまっすぐにしておきます。

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変わったのが見えるでしょうか??

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あとは細かいところも剥離して防錆できそうです。

 

左に移りますが、きれいに剥離していくと

後方は張替しているようです。

基本はこのままですが、少しハンダで修正した方がいいかなぁ。。

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ナローポルシェ オールペイント/クォーターパネルの修理

一般修理が落ち着いたので左右一気に塗膜剥離に入りました。

剥離前に見た目は大変そうに見えなかったのですが・・・・。

錆が出てきました。というより隠してありました。

まずは右側。こちらは点錆を除いて結構きれい方かな。

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よく錆びてる部分もこのまま使えそう。。

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ガラスモールが付く所になぜかハンダ。。

落してみますと穴が出現!

穴が大きいのでハンダより鉄板で修正します。

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こちらもハンダが付いてるのですが落そうか悩んでます。

面から見て給油口の右側です。白く映ってる部分になります。

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左も同時進行です。

こちらはなぜか重症。。。

クォータパネルとサイドシルのつなぎ目なのですが

剥離早々からFRPがお目見え。

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FRPを剥いでみますと・・・やられました。。

鉄板はありません。

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少し上も剥離。

パッチ当てが2枚出てきました。

サイドシルの所だけ修復する方向で進めた方が良いかな。

もうそんなに作業はないだろうと思っていたので少しショック。

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こちらにもパッチ当て。

外観部分のここは張替した方が良いでしょうね。

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サイドシル部分にたっぷり付いていたシーラーやパッチを何とか除去。

何も無いですね。

ポルシェの場合サイドシル部分は大事な骨格なので形は戻しておきたいですね。

クォーター側は見た目だけですが、FRPではなくせめて鉄板で。。

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本日はここまで。

 

参考までに。

よく穴埋めにFRPを貼ってあるのを見かけます。

作業が早いのが魅力なのですが、基本的には密着がよくありません。

鉄板とFRPでは膨張率が違うので時間とともに剥がれます。

せめてたっぷりのプライマーが必要です。

錆びの場合はFRPでは無謀です。すぐに隙間ができ、水の溜り場に変わります。

結果、もっと錆びます。

長く乗らない車なら良いでしょうが・・・・。

 

 

 

 

ナローポルシェ オールペイント/右クォーターパネルの修理

残りのパネルがもう少しという所まで作業が進みました。

今回は右クォーターパネルに作業を移しました。

一部剥離してみました。

ボコボコの鈑金跡が出てこないように祈りながら・・・。

この辺は大丈夫そう。

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点々の錆は相変わらずです。

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オイル用のフィラーリッドを外してみました。

外す前からグラグラしてるので遊びが多いなぁと思いつつ・・・。

実際はブラケットが折れてました。

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拡大しますと。

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分解してみました。材質はアルミ。ダイキャスト製品に見えますね。

一応、溶接にチャレンジしてみようか。。。。

ダイキャストなのでうまく出来るかなぁ・・・。

接着剤はお高いので、まずは溶接で。

といいましても普段アルミ溶接の仕事は無いに等しいのでTIG溶接機はありません。

溶接棒ならあります。以前、ディアブロのアルミドアアウターを1/3ほど製作して

溶接出来たので、まずはチャレンジ。

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こんな感じで固定して溶接。これは1回目。

溶接自体は何とかなるかなぁ。。

ただ、0.5㎜ずれるとヒンジとして成り立たない。。。。

3回ほど溶接し直しで、いい位置になりました。

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とりあえず組み付けてみました。

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強度、大丈夫かなぁと思いながら、20回程度動かしましたが良く付いてる模様。

自然にクラックが入る部分なので、長い目でみて外れてしまったらゴメンナサイ。

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この作業中にビックオートさんからゴム類の新品パーツを持ってきてもらいました。

まだ、ほんの一部です。

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今回はここまででした。

 

 

 

 

ネクサス7がまた壊れた!

車関係から外れますが、ネットから情報検索する事に良く使うタブレット。

安かった2013年モデルのネクサス7。(WIFIのみ)

1年目に充電しない状態で保証内での修理。

また、1年位で同じ状態になりました。

毎日頻繁に使う物ではないのに良く壊れます。

充電コネクタがグラグラなのでふたを開けて虫メガネで確認。

若い頃は肉眼で見えたかもしれない小さな部品、、、50過ぎると老眼にやられます。

拡大すると3本の断線を確認できました。

ハンダで付けれる部分ではないので、何となくネットで検索すると

部品が売ってる!しかも500円以下、送料込みで900円ちょっと!

2012年モデル向けとは書いてありましたが、型式が同じ為、即注文。

届いたものがこれです。

ASUSと書いてあるのでメーカー品でしょうか?ソケット部分が何だか丈夫そう!!

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取替は精密ドライバー1本で簡単に交換できます。

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スピーカーも戻して完了。。

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また、復活!!

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復活して2週間程度で同じ様に断線して充電できない状態に・・・。

ソケットがグラグラだったのが原因のようです。

断線部分がハンダ修理できそうなのでソケットの固定と一緒に修理しました。

左手に虫眼鏡、右手にハンダコテ。細かい作業ですが15分程度で完了しました。

 

安いものは安いなりという認識はわすれない方がいいです。

自分の仕事がそのまま当てはまるのですが・・・。変に期待してしまいました。

 

 

 

 

 

 

ナローポルシェ オールペイント/ボディシェル作業

残すボディシェルに作業を移します。

バラシが残ってますので作業しました。

クォーターガラスやモール類を外しますが、ゴムがボディにフィットしてない所、

組付け時には目立たないようにしたいところ。。

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オーナーさんが気になっていたクォーターガラス下側のモール取付部の錆の状態。

ここで確認する限りでは特に問題はなさそう。

ビスはしっかり留まってましたので多少の錆程度だと思われます。

剥離した時に、、、

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ステップ部分。

剥離するとこちらの方が錆が目立つかもしれませんが、朽ちてる所は見えません。

ステップとクォーターのつなぎ目はハンダで埋めてあるのですが、半田ワレも見えないです。

ただ、その周りが錆びてる可能性が高いです。

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ドア開口部のルーフフレームに付いてる当たりゴム。

こんな所にゴムが付いてるので、よほどボディがしなるのでしょうね。

むかーしのヨーロッパ車って、ボディをしならしてグリップ力を上げる考えがあったような気がします。

他の車にも多々当てはまりますから・・・・。

で、現物ですが、色付きなので見栄えが悪いです。部品は在庫が無いそうなので何とかしたい。

こんな部分はサービス作業なので簡単に作業してみました。

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スクレーパーでガリガリ削って色剥ぎ後、シンナーで表面を脱皮。

プラスチック用のコーティングで艶を出してみました。

使えそう。。。

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作業は右側ですが、左も同じような状態です。

 

 

 

ナローポルシェ オールペイント/残ボディ作業前準備

フタ物パネルがパテ修正を残すだけとなったので、

残りのボディシェルへ作業を移したいところですが、

まずはフロントフェンダーをボディに戻したく作業します。

元々取り付け部にはシーラーが充填されているのですが、現状は何もなし。

なので、本来の状態にして塗装したいのが理由となります。

 

右は現状の部品を修復してるので難なく取付。

ドアとの立付けを確認しながら進めます。

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左は持ち込み部品のため、合ってくれることを願いながら取付。

その前に裏のシーラーが劣化で剥がれてる部分が多いため

簡単に塗りなおしました。

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取り付けると・・・・。

フェンダーよりドアが飛び出てしまいました。

調整しろは一杯のため、一旦ドアを降ろして鈑金修正。

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何とか決まりました。

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この後、フェンダーとドアの細かい立付けを気にしながらパテ修正していきます。

そして、クォーターパネル、ルーフと続きます。

 

 

 

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右ドア修復

なかなか進んでなかったビートル。

右ドアを作業しました。

左と比べて程度がよさそう・・・・。

とりあえずバラシ。

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こちらビートルはなるべくパテを使わないように仕上げたいので

一つ一つ時間をかけて作業してます。

一旦剥離してみます。

パテが結構付いてるのはいいのですが、凹んだままですね。

な状態なのでべコベコとひ弱な部分もあります。

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鈑金修正から取り掛かろうと思います。

 

 

 

 

 

ナローポルシェ オールペイント/サンルーフの修理

フタ物パネルとしては最後になります、サンルーフを作業しました。

ブツブツと塗膜荒れはありますが、簡単に終われそうな予感。。。

ボディから外します。

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裏は塗膜割れが見えますが、作業しない方向です。

ただ、プラスチック部品(1個欠品)も一緒に塗装してあるのが気になります。

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外して削ってみると剥がれてきました。

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剥離します。こちらもブツブツの正体となる錆が見えてきました。

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パネルとしては小さな部位なので剥離&錆落としも早いです。

1個だけエクボが有りましたが裏から鈑金出来ない位置でしたので

ハンダで埋めました。

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そして防錆。

こちらはパテは要らないので、面研してプラサフを塗布します。