ビートル(タイプ1)のボディレストア/フロア修復

右ドアが一段落したので左ドアに取りかかりたい所です。

以前のブログにも何となく書いているのですが、左ドアは何かおかしい。。

全体が前後方向にくの字に曲がってます。

左前のパネル(ドアの前のパネル)に交換暦があるので、その時の物??

直したつもりだったのか?直さなかったのか?不明ですが・・・。

直すにはアウターとインナーを外して別々鈑金しないと無理そう。。。

直るでしょうけど費やす時間が膨大になると思いますので、

オーナーさんに相談してもらいドアを探してみる事になりました。

なので、ボディシェルに作業を移します。

フロアからやろうと思いますので、分離します。

・・・・ネジが重い・・・サビてるけど何とか回ります。

リアのサスペンション部分、ネジが折れたままです。

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分離前に念のためのボディ補強。

前後方向はシッカリとしたメンバーがあるので上下方向を補強した方がいいかな。。

まぁ、何となくです。それ程必要な物でもないかも。。

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そして分離。

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こうなると作業しやすいですね。

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気になった所。

左はデフオイルが侵入。

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それなりに溜まってます。

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ブレーキパイプはどうかなぁ・・・?

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右フロアは交換暦ありますが色が塗ってない所は錆びてます。

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エンジンやサスペンションも降ろして作業にかかりたいと思います。

 

 

 

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右ドア修復②

なかなか手の付かないビートルですが、右ドアの作業の続きです。

ざっと剥離して手直し鈑金が多いなぁと確認したまま止まっていました。

鈑金がほぼ完了した所。

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あまりパテは使わない方向で進めていますのでハンダで細かな修正をします。

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修正し終わった辺りです。写真ではあまり判らないですね。

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一応、透かしで一枚。

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サビ防止の為、ここで一旦防錆塗装しておきます。

(全体的に薄っすらパテは必要そうです)

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内側も作業します。カップワイヤーにて剥離中。

密着が悪いので飛んでいくように剥がれます。

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ドア下側は錆びたままパテが付いてます。

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全体がざっと剥離できました。

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ネジが折れたままの所があるので使えるようにします。

左右ともなのですが、ここに付くガラスレールが付いていません。

あるべきパーツがないのはちょっとショック。。

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裏側もちょっとした鈑金修正をして防錆塗装するのですが、

ウェザーストリップの付く部分はサビ落としが充分でないので、ブラスト作業します。

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サビの上にパテしてあった所もすっきりしました。

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防錆しました。ウェザーストリップの付く部分はスプレーでは塗れないので

ハケ塗りしてます。

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防錆はなるべくキッチリ塗ります。

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ガラスレール部も。

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残りはアウターとインナーの接合部。当然ながらサビはありますので、、、

何も出来ない部分ではありますが、

裏から塗料を流し込んで防錆しようと思います。

 

 

 

 

カウンタックのオールペイント/フロントコンビライトの修理

フロントのコンビライトが入ってるケース。こちらも簡単外し出来るので持ち帰り。

両面テープとシーラーで組みつけてあります。

手作り感(実際手作りでしょうけど・・・?)満載です。

中にサビが見えるので綺麗にしたいとの要望から分解します。

細いワイヤーで切りながら分解しました。

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左右ともウインカーレンズのネジ部分(両方とも)が割れてます。

レンズはボックス内なので綺麗なのですが・・・。

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ボックスのサビ。コーナー部だけサビ発生。

簡易的なメッキ仕上げですが、ブラスト&塗装で仕上げる予定です。

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裏は結構サビてメッキが剥がれてます。

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カウンタックのオールペイント/テールエンドパネルの修理

テールランプ部のパネルも簡単に外れますので持ち帰り。

こちらは表面に異常が出てます。

ブツブツとブリスターやチジミのような物も見えます。

なので手作業剥離にかかります。

その前に、裏の接着部が剥がれて少し変形していますので

まずは再接着。

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大きめに落としました。

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変形部を直すように板を張って接着しました。

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剥離しておきます。

下の塗膜で異常に柔らかい部分があります。柔らかさを写真に写す為

スクレーパーを当てるとのめり込むように剥がれます。

表面の異常はこれが原因でしょうから、ここまで剥がします。

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反射板の付く所はパテ埋めしてありますね。

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異常ないか確認の為、プラサフ塗布します。

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そして、パテにて修正します。

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このパネルはここまで、現車に仮合わせして問題ないようでしたらプラサフします。

そして、ここに付くアルミの網、よく見るアルミの網なので純正なのか不明ですが・・。

うちにある物とドンピシャだったので、サビも出てる個とを考慮して取り替えます。

エンブレムも接着固定なので痛まないように取り外す為にも取替が無難でしょう。

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切るだけなので簡単。

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カウンタックのオールペイント/リアエアダクトの修理

リアのエアーダクトのパネルも外して持ち帰り。

こちらは左右とも表面は異常がないのでそのまま下地とします。

他の部品同様ですが、剥がすとどうなってるか判りませんが・・・。

網の部分は塗装を塗り重ねるとかっこ悪くなるので今回はキッチリとマスキング。

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カウンタックのオールペイント/フロントフードの修理

フロントフードも外して持ち帰り済み。

作業は飛び石キズとテープ跡の修正。

こちらも塗膜には異常は見えないので現状塗膜を仕上げていきましたが、

エンブレムを純正の物に変えるとの事で急遽、追加作業です。

裏から見たエンブレム取り付け部。表面は埋めてありますので元に戻します。

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カップワイヤーでサッサと進める予定が・・・。

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中にアルミ板が埋め込んであります。

ここまで凝っても表面には跡がクッキリ出ていた。

パテを使う時点で何をやっても結果は同じという事でしょうね。

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エンブレムを当てると形状が微妙に違い、3つのコーナー部は当たってしまいます。CIMG0625

何かゴムを当ててほしいとの要望でしたので2mm厚と3mm厚のゴムシートを用意。

2mmはまだ当たったままでダメでした。3mmでギリギリ当たらない状態です。

これ以上は見た目が悪くなるでしょうから3mmでいきます。

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少し押さえてギリギリ当たらない状態です。

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カウンタックのオールペイント/フロントバンパーの修理

フロントバンパーも外して持って帰りました。

飛び石キズを無くそうと剥離してみると密着に悪い部分有り。。。

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一番下の黒、写真の色が剥がれますので手作業にて全剥離します。

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手作業剥離で面倒な部分。工具が使えないので手で作業します。

CIMG0571 CIMG0570

こんなふうになりました。こちらは剥離しながら面も出して作業しましたので

プラサフして見た目の悪い部分だけ修正していきます。

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下地仕上げ済みのトランクリッド類はほんとに大丈夫??と思えてきましたが・・・。

表に出てないのでそのままです。。。。

 

 

 

カウンタックのオールペイント/トランクリッド&リアウィング修理

トランクリッドは特に異常が見えないので、

このまま塗装しようと思います。

ウィングと一緒に下地仕上げが終わりました。

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しかし、エンブレムを外す事に一苦労、わざわざ接着してありました。

完成時も接着でしょうね。。。

 

 

 

カウンタックのオールペイント/エンジンフードの修理

前回ウィングに続いてエンジンフードの状況です。

FRP製のフードなのでエンジン熱に耐えてるかどうか?

パッと見は綺麗ですが、全体にクロスマットのような模様が浮いています。

一箇所だけ原因の判らない☆模様のクラック。

クラック部分を剥離してみました。

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裏から突起物が当たってるようでもないので、不思議なクラックだと思っていましたが、

剥離してみるとエアーの進入??のような気がしてきました。

これだと判らないので次の写真はカメラレンズの前に虫メガネを置いてます。

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クロスマットの形に沿ってエアーが進入してます。

全体の模様はこれが原因のようです。

クラックの入った部分はエアーの量の問題?大きかったのか?

全体のエアーの進入は最初から?劣化から?は不明ですが、

全体を剥離すると元に戻らない可能性があるので(最悪は製作)

ココだけ修理して様子を見たいと思います。

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エアーの入ってる部分を埋めるように樹脂を流して

クロスマットを2枚貼りました。

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以前に塗った色が硬化不良なのか?少しおかしいと感じたので

先にプラサフしてその上にパテ修正しもう一度プラサフしました。

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残りの部分が長持ちしてくれれば良いのだが・・・。

 

 

 

カウンタックのオールペイント/リアウィングの修理

ユーロガレージさんより大変レアなカウンタックのオールペイント依頼。

LP500アニバーサリーと聞きました。未知の世界の車なのでピンとこない自分・・・。

ただ、以前にディアブロの事故修理を受けた事があるので構造は理解してます。

今回は整備と同時進行であることと、預かる期間を最小期間にしたいので

簡単に外せるパネル類から持って帰って作業します。

まずは超大型のリアウィング。

リベットやネジ類はサビで固着してたり外れてたり・・・年式相応レベルですが。。

FRPは年代物になると交換や張替が理想ではありますが、レアな車のため現物を再利用します。

ウィングのブラケット。アルミリベットはサビで劣化。なのですべて外します。

リベットの残骸はウィングの中に落ちますが、横に穴があるので綺麗に取り出せます。

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外した所、この周りのFRPは浮きが点々と見えますので部分的に剥離します。

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サイドフィンの取り付けネジは固着して取れないので切り取り。

ナットサートは交換しました。

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部分パテ修正してプラサフ。

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ブラケットはブラストにて剥離して取り付けました。

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ブラケット部分だけは金属プライマーを塗っておきます。

密着アップ&防錆です。

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サイドフィンは細かな割れが見えますので修正しながら進めます。

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