ワーゲンバスの塗装が終わりました。
少し艶引きで塗装し他の部分の雰囲気に合わせてみました。
艶引き塗装すると乾燥後に黒が浮いてきて色が変化してくるので
調色に気を使わないといけません。
仕上がりはまずまずかなぁ。
パッと見は綺麗なヨーロッパ。
色んな部分にクラックが発生しています。
今回は目立つ部分のみ修復。ついでにドアの立付けなどを行います。
まずは立付け調整などの作業のあるドアから。
割れ修復もあるのでドアは外します。
割れ部分を剥離していくとちょっとおかしい・・・・。
スクレーパーでも簡単に剥がれていきます。
これでは色を塗れる状態ではないので仕方なく全体を剥離。
裏側も出来るだけ剥離します。
剥離していくとFRPが限界に達し割れてる部分があります。
ヒンジになる部分は今にも取れてきそう・・・。
立て付けが狂ったり、キーロックできない原因かなぁ・・・?
ロックやアウターハンドルの取り付けが割れて無くなってます。
剥離後はこんな感じ。
表も剥離しますとこんな感じになりました。が、、、、、
グリーンは元色です。ただ、すごくネバ~い。
この時代では塗料はラッカーでしょうから、仕方ないです。
ただ、上塗りが密着しない原因かもしれない・・・と考えられる・・・。
やはり緑も剥離した方が無難だよねーー。
で、こんなになりました。
上の方はFRPが見えてますが、FRPクラックがある為です。
FRPを貼って補修していきます。
表はココとガラスレールくらい。
裏側は至る所に貼ってます。
補強すべき所は内部から。
乾くとある程度面だしします。
完全防備して研削してますが、体が痛かゆい・・・・・。
ロック部分とアウターハンドル取り付け部。
ロック部分は丈夫にしたいので、必要なだけ穴を開け直しました。
次はテールランプ廻りやエンジンフードに手を付けます。
状態はドア同様なので、全剥離が望ましいですが、、、それでは全塗装になってしまいます。
部分塗装なので必要な部分だけ。。。。
剥離した部分としない部分の切れ目は不具合がでると思いますので、オーナーさんの了解を頂きました。
前回続きです。
バンパーを仮付けしてみました。
良い感じになってます。
残りのガードバー。
パイプにも過去修理が沢山。。。パテがいっぱい。
パイプから起こしたい気分ですが・・・・。
予算的に修理です。
炙り曲げて修正してます。
他のパーツはブラストして下地から仕上げていきます。
ガードバーも。
こちらは防錆&プラサフ後にパテ修正します。
裏表すべてに防錆&プラサフ。
お次はこちら。バンパーが曲がった衝撃で変形、同時にパテが剥離。
パテのみ修理のようです。
素人レベルなのか予算的にこの程度しか出来なかったのか・・・は不明です。
そのお陰で修理不能まで錆が酷くなってますので、簡単に製作します。
型取りです。単なる透明シート。
シートを元に製作しました。
内の骨格は曲がったままだったので簡単に鈑金して・・・。
ダメもとで防錆塗料をハケ塗り。
いくらかはマシでしょう。
製作したパネルにはジンク塗料。スポットしやすいです。
最終的に油を入れます。
取り付けました。
そして、フロントパネル。
こちらは大きく凹んでますので、まずはある程度全体を引き出します。
クランプ類は使えないので一般的にはスタッドワッシャになるでしょう。
ただ、それだと綺麗に引き出せない・・・。
私の場合は鉄板をハンダで貼り付け。
全体が出てきたら通常のスタッドワッシャにて修理。
下部には沢山の錆穴がありますので。部分張替え。
当然、すべて錆びてますので、端から端まで張り替えれば良いのですが・・・・。
こちらも最低限、錆びて穴が開いてる部分のみ対応しました。
後は防錆&プラサフしてからパテ修正に入ります。
引き続きサイドパネルの下地作り。
相変わらず手作業にて面研しています。
どうやら、クラックのある部分は錆があるような傾向です。
窓枠下部はサビてました。穴はなく何とかもちこたえてます。
部分的に防錆塗装します。
続きますが、パテしないと形状が出てこない部分が出てきます。
サイド下部全体はサビで剥がれてきますので剥離します。
後ろの色が浮いてる部分。剥離すると半田で大きな穴埋め。。。
しかも半田は剥がれているので、このような状態になってる模様。
キッチリ溶接して修理したいところ・・・・ですが、ガラスは外さないので
溶接は無謀です。パッチ当て程度なら出来そうなので仕方なくパッチ当てします。
反対側も続きます。
ドア先端部、前パネルと干渉して見栄えが悪い所。
曲がったままパテしてあるようでポロッと落ちてしまいました。
ここは鈑金します。
やはりこちらも下部全体錆びてます。
防錆しながら進めます。
ここで、少しおかしい所発見。。。サビがありました。
こんな所があるので気づかず終わってしまう部分は結構ありそうだなぁ・・・・。
ここは左右とも同じ状態。
ひとまず左右サイドが終わりました。
残るはテールランプ周りとフロントノーズ部分。
エスパーダはボンネットやルーフの面補修を行っています。
#80ペーパーの手研ぎにて波を波を消すように削っていきます。
割れ部分はパテ修正です。
過去塗膜が若干密着が悪くなってますので、気にはなりますが・・・。
全剥離すると大変な作業になるため旧塗膜にて下地を作ります。
#80から#180で仕上げてプラサフ塗布しました。
上塗りが黄色なので白色プラサフです。
同じくルーフ。
ルーフにダクトがあり、水の影響で錆が発生しています。
内部から表に出てきてるようなので、内部はサビが多いかもしれません。
ルーフのトリムは外さないので溶接が出来ません。穴修正は防錆&アルミパテになります。
ルーフのダクト部分。割れや表面サビがあるので、ココは剥離します。
剥離した粉が回収出来ず、内部で詰まってもいけないので、
ココ用に掃除機の先端を製作。(刺さってるヤツ)
内部には劣化したシーラーの残骸が転がっているので
こいつで回収しておきました。
こんな物です。
ボンネット同様、#80から#180で仕上げてプラサフ塗布します。
波が見えなくなってスッキリとしました。
多くない鈑金仕事。
左のサイドシル。まずはステッカー剥がし。
やはりココでも密着の悪さが・・・・。ゴムローラーでステッカーを剥がしますと、一緒に色が無くなります。
鈑金後、ココは引き鈑金。
サイドシルとクォーターパネルの継ぎ合わせ部はハンダで隠してありますので
鈑金後は全体をハンダで修正します。
こちらは鈑金後。
そして、ハンダ修正後。
面積の大きいボンネットとルーフが下地完成しましたので、
残りの両サイドは少し気が楽なのですが、
何も起こらず進んでくれる事を願いたい・・・・。
超希少な車両が入庫しました。
ジャンボ尾崎さんが乗っていたいうエスパーダ。
状態は塗膜クラックいっぱい。パネルの波もいっぱい。
サビは表面には見えません。
今回は外観のみ仕上げます。
まずはバラシ作業。
手作り満載の車両だけあってパーツを外すにも一苦労します。
今回はフロントとリアのガラスは外しません。
外していくと気になってくる部品が出てきます。
まずはテールランプ。
レンズのネジがグラグラと止まってません。
取り付け部は穴が大きくなってますので止めようがないですね。
接着剤を流して止まるようにしました。
燃料タンク系のパーツ。左はエバポ系かなぁ・・。
ホースはこの際交換した方がいいかなぁ・・・という状態です。
タンク自体はご立派。多少のサビ程度。
この間にボンネットは修正に入りました。
全体の波を現状の塗膜を削ってナラシます。
クラックはパテ修正。
もうひとつ。サイドに付く1cm幅のモール。
左ドアハンドル隣りの短いモール。外してみると木製??
ここだけ無くなったのかなぁ・・・。
簡単に作れそうなので鉄板で製作しようと思います。
中央の物を製作しました。
取り付けは純正と同じ様にネジで固定できるようになりました。
この後は全体の面だし作業・・・。気が遠くなります。