エンジン組み立て。。

早速エンジン組み立てに入ります

 

何度も紹介しててお馴染みと思いますので

変更部分のみの紹介となります

 

まずは

Jpeg

親メタルをブロック側だけでなくキャップ側も溝切りタイプのメタルに変更します

WPS加工もしてあるのでフリクション低下とオイル切れを防げるでしょう

ついでにその他のメタルも全部WPS加工してもらいましたw

どれだけ効果があるのかは不明。。

 

次に

Jpeg

クランクキャップボルトも強化のスタッドボルトタイプに変更しました

これがあとで結構な問題を起こしたのですが

先に

Jpeg

ピストンもセットします

今回は同じスイフトのエンジンでも

新型のデュアルジェットエンジンって奴のピストンを購入

この後にあるようにガスケットが薄くなるのでピストントップの出っ張りが無くなってるのを期待したのですが

Jpeg

結局ほとんど変化なかったのでw

TA氏に会社でピストントップを削ってフラットにしてもらいました

後はここもWPS加工してもらった子メタルをセットして

組み付けました

 

んで

Jpeg

カムシャフトを取り付けてバルタイを取ります

今回の目玉の一つ

カムシャフトの交換ですが今回はケントカムのMD310をチョイス

前回の296よりもさらにキツめになりますがやはりパワー出さないと勝負にならないので。。

オーバーラップが大きくなるので圧縮比を上げないと圧縮圧力が落ちすぎて

逆にパワーダウンに繋がるので

ヘッドガスケットを

Jpeg

なんか最新式らしきヘッドガスケットの厚み0.8㎜を採用

ハイブリッド構造とかでシリンダーボア部の抜けが少なくなるみたいです

 

とりあえずヘッドは置いといて

カムを付けたらバルタイですが

今まではノーマルバルタイのまま組んでいましたが

2°程度遅れていたのでやはり出来る限りちゃんと合わせたいし

カムもキツくなるのでタイミングがさらにズレる恐れがあったので

Jpeg

TA氏がこんなもの見つけてこられました

まぁ、ただのカムキーなんですが

Jpeg

わかりにくいですがカムにかかる部分とスプロケにかかる部分に段差があります

いわゆるオフセットカムキーと呼ばれるもので

これによってバルタイをある程度調整しようという商品です

最終的に3°オフセットキーをすすめる方向にセットすることで

バルタイを1°程度進めた状態にできました

まぁ、ピッタリの方がよりベターなのかもしれませんが

この方法でピッタリにするのは偶然以外ではほぼ不可能ですし

1°程度進んだ状態なら遅れているより断然高回転域での充填効率が上がるでしょうから

これで良しとしますw

て事で

Jpeg

チェーンカバーしてクランクプーリーを取り付けます

このクランクプーリーも新品で

Jpeg

こういう製品です

いわゆるダンパープーリーなんですが

通常のゴムとかじゃなく内部にオイルかなんか封入されててそれで振動を吸収するらしいです

走行中の振動が少しでも収まって車載カメラの写りがもう少し良くなれば。。

って、それだけじゃないですが、振動によって結構そこら中のネジが緩んだりするので

これで多少でも収まればこういった部分の信頼性も向上するんじゃないでしょうか?

あと次回に紹介すると思いますがフライホイールもさらに軽量タイプに変更するので

結構な重量のあるこいつでトルクダウンを多少カバーできるんじゃないかとも思っています

なんにしてもめっちゃ値段が高かったので効果無いと困るw

 

ここまでできたらミッションケースと合体ですが

ここに来てトラブル発生

上で組んだクランクキャップボルトにミッションケースが当たって組めません。。

このままではどうにもならないので

これがイギリスクオリティーか?とか文句言いながら

ミッションケースを当たらなくなるまでガリガリ削っていってたら

結局穴があいちゃいましたw

Jpeg

わかりにくいですがタイミングチェーン側のクランクキャップが特にキツく当たってて

デフサイドカバーとの境目付近に結構な穴が開いています。。

しょうがないので

Jpeg

デブコンみたいな金属入りエポキシ系充填剤で埋めちゃいました。。

もうサイドカバー取れないww

この辺つつくことは無いでしょうけどなんかあったらケース交換だな。。w

どうにも腑に落ちないのであとで確認したら

どうもボルトに2種類あるみたいで

いわゆるリモートチェンジミッション用とロッドチェンジミッション用ね

もちろんロッドチェンジ用を注文したし

ボルトに貼ってある国内部品商が貼ったと思われるシールにもロッドチェンジ用の品番が書いてるのですが

本国で貼ったと思われるシールにはリモートチェンジ用と思われる品番を線で消してある痕が。。

なんか部品商がわかんなくなって違うの送ってきてる気がしまくりw

しかしもうミッションケース削った後なので気にしないことにしました。。

 

んではドッキング

Jpeg

ミッションケース取り付けボルトをM8に変えるようにブロック側のネジ穴を切り直し

SCMキャップボルトM8に変更しました

強度アップですね

 

んでは今回はこの辺で

次回にヘッドを載せてエンジンを仕上げたいと思います

 

走行後の確認。。そして…

こちらに引っ越して初のまともな更新になります

前回のレースではまずまずの走りはできていたと思うのですが

タイム的には今一歩という所でした

排気量のクラス分けが1300〜1600ccになっているので

どうしても現状では1600ccの車とはエンジンパワーで勝てません。。

あと、最終的にブレーキがこのままでは毎回ベーパーロックすると思うので

やはりベンチディスクを考えないと無理っぽいですね

ということで、今後の展望としては

①ブレーキ交換が最優先

②エンジンパワーをもう少しどうにかしたい

の2点で中山サーキットでのラップタイムをあと3秒程度

コンスタントに縮める事ができたらもう少し競争ができるようになるので

面白くなるんじゃないかなと考えています

ということでまずはいつもの走行後確認。。

圧縮を計ってみたら

あれれ、3番の圧縮がイマイチ上がらないんですが。。

14kg/c㎡前後は上がってたと思うのですが

10kg/c㎡程度しか上がりません。。

他はまともに上がっているのですけどねぇ。。

とりあえずヘッドは開けないとダメっぽいです

あとアイドリングでクラッチを踏むとストールする症状がまた出てきたので

念の為にクランクシャフトのスラスト方向のクリアランスを確認してみると

う~ん。。ほんの少し大きくなってる。。

まぁ0.1㎜程度なので大したことではないのですが

ほっておいたら大きくなるだけでしょうから

ここもスラストメタルをちゃんとしたクリアランスのものに交換しておこうと思います

とは言ってもこれがクラッチ踏んだ時のストールの原因かどうかは不明ですが。。

 

まぁとにかくどっちにしても結局エンジンOHになりましたw

なのでついでにカムをもう少しキツイ奴に変えて

オーバーラップが増えた分圧縮比を上げて圧縮圧力が下がり過ぎないようにして

エンジンのパワー不足を少しでも補いたいと思います

 

んでは分解w

って早速問題発見。。

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変な所からオイル漏れしてるw

もともとハウジング自体が少し欠けている物を使っていたのですが

おそらくそれが原因でボルト穴からオイルが滲んでいるようです。。

ハウジングは交換するしか無さそうですね

 

あと、クラッチディスクも少しオイルが付いています

どうもクランクシャフトとプライマリーギヤのメタルベアリング部分のクリアランスが広がってしまって

隙間からオイルが出てきてるようですね。。

Jpeg

この部分

う~んこれはちょっと問題です。。

てかもしかしてクラッチ踏んだ時のストールはこいつが根本的な問題だった?

ここにガタがあるとクラッチ踏んだ時にディスクがグラグラするもしくは斜めになるだろうから

クラッチを踏んだ時の隙間でも足りなくてディスクがバックプレートかフライホイールに当たって抵抗になってるって事も考えられます

あとクラッチを踏まないでアイドリングしている時にカチャカチャ音がしてたのもここが原因だった可能性が高いかもですね

何のためにアイドルギヤのベアリングを交換したのかわかりません。。

ちなみにアイドルギヤベアリングの交換ではカチャカチャ音は消えませんでしたw

 

なんにしてもここはメタル交換になりますね。。

 

さてさらにバラしを進めていきます

懸案だった3番シリンダー

結局

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ヘッドガスケットが抜けてました。。

なんで2番はまともなのww

まぁ3層構造の薄い一枚が抜けてただけなのでひどい圧縮低下にはならなかったようですね

やっぱり2㎜のガスケットは無理があったかw

ここはカムを変えたら圧縮比を上げないといけなくなるだろうから

0.8㎜の最新ガスケットに交換しようと思います

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Jpeg

他はヘッドもブロックもガスケットが抜けてススは付いていますがそれ以外は問題なさそうです

 

とりあえず今回はここまで

さらにバラしていきます!

 

DAD`S CIRCUIT MEETING 総合優勝見えてたのに・・・

10/19 中山サーキットにてDAD`S CIRCUIT MEETING が開催されました。
この不景気のなか出走台数が少なかったものの天気に恵まれ楽しいレースとなりました。
結果はTS/M/GTSクラススプリントで3位(多分です2位の車が前を走ってました)
60耐クラスで総合3位、クラス1位でした。
60耐クラスが一番盛り上がりますが、がんばった甲斐があって終了間際までトップでした。
残り3週ほどでブレーキがまったく利かなくなりエンブレのみでゴール!
非常に惜しい結果となりました。

詳しくはこちらで公開されるはずなのでタイムなど気になる方は見てください。
また、以下はその映像です。ご興味あればみてください。

DAD‘Sヒストリックカーレース本番前のテスト走行

DAD‘S Racing 主催のヒストリックカーレースが2014年10月19日に中山サーキットにて開催されます。

この映像は9月21日のテスト走行時のものです。当チームアバウトのドライバー3人によるテスト走行(練習含んでます)

皆さんテスト中ということもあって見応えは無いかもしれません。

ほぼ同じ様な映像が50分続きますので眠たくなる事もあろうと思います。

もし興味がある方がいらっしゃれば見ていただければと・・・。

ミニでヒストリックカーレース

アバウト ミニ

ミニをイジくりはじめて早5年が経ってしまいました。

途中経過はこちらのブログにて報告しています。

エンジンチューニング方法や効果、実績など色々載せています。

ミニ愛好家以外でも参考になる事が多くあろうかと思いますので

ぜひ、ご覧になってください。

最初はプチチューンにてヒストリックレースに参戦しましたが、

ミニのエンジンの精度に悩まされ試行錯誤が続きました。

なかなか思うようには走ってはくれません。(チューニングデータがないので当たり前??)

エンジンは3基目になろうかと・・・・・やっと走れるようになってきました。

これからはレース場で目立てるようなるかな?

応援があれば心強いかと思いますので宜しくお願いします。