WORKブログ
ブログ一覧
台風が近いです
ポルシェ911ターボのオールペイント作業②
少しづつではありますが、作業が進んでいます。
バラシもフロント側が終わり、同時にバンパーなどの下地作り。
写真はサイドシルカバー。黒色部分は手作業にて剥離しています。
そしてドア廻りのバラシ。
プラスチック部品は当然ながら脆くなってますので慎重に作業します。
昔のヨーロッパ車ならではですが、バラシ難いです。
代表でミラーのバラシ中。。。
ドア内部には取り外し用のカプラーがないのでこちらのカプラーを外し、
カプラーのピンを一個づつ外します。そうするとドア側から分離。
何かと面倒です。ピン位置が分からなくならないようメモしておく必要もあります。
その他、ドアロックを外すには、まずガラスサッシを外す必要があったり・・・
そこはシールで固めてあったり・・・と手間の連続となります。
右ドアミラーですが、ヒーター用配線が劣化でボロボロでした。
念のためショート防止策をしておいた方がよさそうです。
それと、ネジ取付部が一箇所折れてましたので接着修復します。
ドアミラーを外すとドア側にこんな感じで配線が残ります。
参考まで。。。
リアフロアパネルの修理
写真のような事故修理はよくある事ですが、
保険扱いで損害上はリアパネル、フロアパネル交換でしょう。
実際に交換した方が早いかもしれませんね。
ただ、純正のスポット溶接やシーラーの形状を復元するのはまず無理です。
車両には交換暦有りとレッテルを貼られ時価が下がってしまいます。
ならば、交換する工賃内で修理してしまう事も選択できる方がいいですよね。
(事故暦であることは変わりませんが・・・。)
修理時間はかかりますがこんなにキレイ直ります。
ほとんどパテもいらないでしょう。
さらにはサイドメンバー上のスポットやシーラーは生きてますのでフロアの交換暦は免れます。
何でもかんでも交換するより
「修理できるかな?」と一度考えてみるのも良いかもしれません。
。
。
。
塗装し終えました。
サイレンサーパットが純正品が手に入らなかったので汎用品を使っています。
違和感が残りますが、全体的には修復跡が分かりづらいです。
酷かった部分のアップ。
裏側はこんな感じです。純正っぽくチッピングや塗装を施工してます。
ポルシェ911ターボのオールペイント作業
ポルシェ911ターボ(964型でしょうか)が入庫しました。
大事にされているので綺麗なのですが、さすがに色あせはどうにもなりません。
同色にオールペイントすることになりました。
塗装するのは外観のみでフロントガラスは取り付けたままで行います。
アンテナ入りなので割れやすい為、ウェザーストリップを交換するようになるのですが
最近交換されたばかりなのでウェザーストリップを浮かして作業します。
ごくごく普通の作業内容ではありますがオーナーさんに報告する意味もありますので
お付き合いください。
早速、リア周りからバラシます。
リアバンパー裏やリアウィング裏のネジが結構無くなってますね。
少しバラシただけでこの部品点数。
とりあえずこの辺から進めます。
リアウィングには欠損部分、サイドシルプロテクターにはワレがありますので
修復します。
プロテクターの材質はウレタンなのでプライマー&接着にて修理。
当店のやり方はFRP用のクロスマットで補強して接着します。
リアウィングは作業性を考慮して、さらに分解。
リベット固定なので比較的簡単に別れます。
材質は表示されていませんが、純正なのは間違いないですが・・・。
おそらくファイバー入りのABSでしょうか。
欠損部分を修正しました。材質が確定ではないのでプライマーを使用しました。
追加します。サイドスポイラー下部です。
ジャッキを当てたのでしょうか?潰れてます。
黒の塗装は密着が悪くなってきてますので、すべて剥離したほうがよさそうです。
ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復⑤
大変長~い作業になってます。フェンダーの続きです。
鈑金が終わり半田仕上げ、防錆塗料の塗布になります。
その前にライトハウジングを戻します。
ブラストして張り合わせ部分は防錆塗料と一緒に固めます。
溶接部や深い傷をパンダで埋めていきます。
半田を付けると若干白く見えます。
ライト縁の状態です。
多少は役に立つかもしれないので半田作業簡単な要領を。。。
深い傷がある部分です。
ワイヤーブラシとサンディングでキレイに。念のため脱脂も。
フラックスを塗ってまずは半田メッキにします。
これが半田付けのすべてです。これが出来ていないと付きが悪いです。
そして半田を盛ります。適当な木のへらを使うときれいになります。
木のへらに半田が不着しないように油を染み込ませる人もいるようです。
私は面倒なので付着する度にサンダーで削ってます。
半田やすりなどで削り仕上げ。
慣れれば比較的簡単です。
お役に立てれば良いが・・・。
フェンダーは防錆塗料を塗る所まで出来ました。
一度に塗れないので裏表を別々に塗ります。
ガンで塗れない所ははけ塗り。
この後は手研ぎで面出しし、その上にプラサフを塗ります。
この時点でキレイな面になれば、めでたくパテなし修理完成となります。































