キャンピングカーのFRPボディ修理②

キャンピングカーは塗装に入ります。

現状の表面はゲルコート仕上げで劣化による表面割れが全体に見える状態。

やるべき作業は割れを削り落とすのがベストです。

(すごく手間で、さらに色んな作業が追加されます。)

今回は簡単に補修で終わりますのでこのような作業は出来ません。

なので、割れ部分とその周辺を厚めのプラサフで覆って割れを隠してしまいます。

(割れの上に塗ってしまうと更に目だってしまいますので、やらない方が無難です。)

 

マスキング中

塗装が終わりました。

下部だけ艶がでてます。周囲にあわせて艶消しという方法もあります。

割れの部分は判らなくなりました。

 

 

 

 

キャンピングカーのFRPボディ修理

キャンピングカーのFRPの修理の内容です。

大きな車なのでこんな事は不思議ではありません。

修理方法をアルミパテで何とかなる?と考える修理屋もいるかもしれません。

走行上の強度とは無縁な場所ですが、車は常にネジレながら走ります。

ボディもそれに合わせてネジレますのでパテ修理は無謀になります。

出来れば両面にFRPを貼って修理したい所ですが、内側からは難しい場所です。

決して無理ではありませんが、内装を分解しないと無理です。

今回は表のみでFRPを貼って修理します。

先ずは切り取り作業。

シャワールーム?(トイレルーム?)や配線が見えます。

何故か援衝材が落ちてきました。

詰め物をしてウレタンフォームで穴埋め。

(ウレタンフォームは中に残ったままになります。)

何となく形を復旧していきます。

FRPの貼りしろを残さないといけませんので小さめに成形します。

ウレタンフォームの上にはFRPが貼り難いのでパテ付けます。

(専用の材料はありますが目的はパテで充分間に合います)

FRPをしっかり付けたい周囲はプライマーを念のため。

そして貼ります。削りしろを考慮して4プライで張りました。

後は成形後にパテ修正となります。

元は色の塗っていない白ゲルコート仕上げなのですが、

最小範囲で塗装して仕上げる予定です。