長く手間のかかったオールペイントが終わった。
個人的には洒落たポルシェという感じ。グリーンもいいなぁと思います。
アップで
細かい所も綺麗になりました。
ドアを開けた状態も良くなったと思います。
後の作業は元請のビックオートさんにて行います。
今回は予算上パテを沢山使ったので不具合が出ない事を祈るばかり。。。。
ナローは組み付けも一段落してきたので、残りのアルミホイールの塗装着手。
塗装といってもナローの純正ホイールはアルマイト仕上げのようですね。
検討中に裏側を見ると現在のホイールと製造方法が違う事に気が付きます。
鍛造による整形で作られているので思わず「おーーー」って感じです。
余談は置いといて、再アルマイトすれば高価な作業になるでしょうし、、私はできません。
外注に出せば恐ろしい請求がきそうです。
なので、アルマイト調に塗装したいと思うのですが、、、、問題は塗料。
本格的な塗料は、やはり高価です。
材料代で簡単なアルミホイール塗装が出来そう・・・・。
結局調達した塗料がこちら。
レクサスの一部の車両やGTRのようなレアな車両に使われてる塗料です。
メタル調の仕上がりになるものです。
これでも(300mlで)材料代は1万円コース、、、高いなぁ。
さらに残った塗料は、今後出番はないでしょう。。。
それでは作業開始です。
元色の黒部分はラッカー系で塗装してあるので剥離するようになります。
缶スプレーでゴマカシ塗装すると後が厄介。。
キズも結構あるのですが、ここは手間をかけず簡単に。
下地にウォッシュプライマーを塗り。
プラサフします。
エンブレムも簡単に。ココはキズ修正はしません。
塗装はブラックベースにメタル調の色を塗り、クリヤーは半艶。
シルバーと黒の境目は塗装なのでテープで区切ってます。
純正とは違うようですが、塗装なので。
車両に戻しました。
まぁ良いんじゃないかなぁ。。。
何となく金属っぽいです。
ようやくここにたどり着きました。
見た目では軽症な部分です。
では、ルーフとカウルトップを剥離します。
パテは無さそうです。全体の流れから点錆は発生しています。
どこも似たような状態です。
剥離後に錆落とし&足付けと作業します。
ガラス周りはスポットの面以外は剥離しました。
細かな部分も。。。
この後、防錆塗装して面だし作業します。
そしてプラサフできれば全体の下地が完成です。
.
.
.
.
前と後ろのエンドパネル。ここは現状のまま進めるつもりでしたが
足付けしようとすると塗膜が剥がれるようで頼りになりません。
仕方なくここも剥離しました。
ルーフ周りも防錆。
そして、面研しパテが必要な部分はパテ修正しました。
その後、プラサフ完了です。
長い作業でしたが下地が完成しました。
もう一度、全体の面研後には色が塗れそうです。
エスプリはご存知ようにFRPボディです。
修理は簡単といえばそうかもしれません。
基本はFRPにはFRPを使って作業することが望ましいです。
こんなキズ。FRPなので凹む事はないのですが内部には亀裂がある事が多いです。
普通はパテでさっさと進めてしまいたいと思うでしょうね。
そうすると後に(結構早いうちに)割れが発生するでしょう。
なのでFRPで面を作ることが必要になってきます。
ここでは一番簡単と思われる1プライのみのFRP貼り付け。
見えにくいですがマット1枚貼ってます。
この上に修正パテをしプラサフを塗布。
今回はドア半分(下部のみ)の塗装で終えました。
勿論、ブロックで塗った方が間違いないですが・・・。
いいねーこのビートルと思ってしまう車両が入庫。
修理はフェンダーのエクボだけですが・・・・。
ダメもとでデントリペアにて挑戦してみましたが、あっさり割れてしまいました。
他のショップでオリジナルに塗装してあるので色データがありません。
使われてる色を探しながらの調色になります。
調色作業にはマグネットシートを使っていますが、
そのマグネットが車体のどの部分にも付きが悪い。
鉄板がかなり深い所にあるようです。
これではデントリペアでの修理が通じないでしょうね。
調色が無事終わりエクボ部分を剥離。鉄板までがほんとに遠いです。
5㎜以上パテなのかぁ?私の修理感覚ではこの状態は避けたいレベルですが、
元の形にするため同じだけパテを付けるしかありません。
パテの性能が良くなったと耳にしますが、実際は作業者にとって使いやすくなった部分が大きい。
少し考えてみれば想像できると思いますが、パテを売る業者は「使いやすい」ように工夫して開発しています。
修理業者は使ってみて「これはいい」となればリピートするわけです。
売る側にとって耐久性は大事ではないという事になります。
実際、これだけパテが付くと長持ちせず割れが発生しやすいです。
まぁ、安く仕上げる方法でもありますが・・・。
塗装を終えました。
あとは組み付けて仕上げの磨き。