ミッションオーバーホール

このエントリーをはてなブックマークに追加

2ndのギヤ抜けの原因がどうしても掴めないので

最終手段として可能な限りのミッションパーツを新品に交換してやろうと言う事で

DSC_0299

ベアリングやセレクトレバー、セレクターフォーク等

スペーサーやワッシャー等も可能な限り新品にして

シンクロは強化タイプの新品に交換します

部分的にはもう欠品部品等もあるので完全に新品には出来ませんが

かなりリフレッシュ出来るのではないかと思います

 

とりあえず全部バラしたら

DSC_0293

今回はバッフルを買ってみたので取り付けてみます

当然ボルトオンではないので仮付け調整したら

下穴を開けてM5タップを立てて取り付けます

DSC_0294

片側は内側真ん中にあるリブに取り付けるようになっていたので問題なかったのですが

もう片方はケース側面に取り付けるようになっていたので

ホントに大丈夫なのかな?と思いながら穴を開け過ぎないように気をつけていたのですが

ほんの5㎜程度で貫通しちゃったので全部貫通させてやりましたw

しょうがないので

DSC_0295

ネジを穴が開いた部分の外側の表面をベルトサンダーで荒らしてやって

ボルトを仮付けした状態で

DSC_0296

以前にミッションケースを穴埋めした接着剤で今回も穴埋めしちゃいました

だんだん接着剤だらけになってきてますw

最終的にはTIG溶接で穴埋めしてやった方がいいかもしれませんが

不具合が出るまではおそらくこのままでしょうww

 

では次

DSC_0297

DSC_0298

セレクターシャフトとインターロックスプールですが

セレクターシャフトのボール溝部分に削れている箇所があります

どちらにしてもシフトレバーから来ているエクステンションロッドとの繋ぎ目となる

ロックピンが通る穴が多少長穴になって来ていたので交換しないといけないかなと思っていましたが

これで完全に要交換部品となりました

間違いないとは言い切れませんがこれもギヤ抜けの原因のひとつかもしれませんね

DSC_0300

DSC_0301

セレクターフォークもほんの少しですが削れた跡があります

1st2nd  と 3rd4th 共に新品に交換します

DSC_0302

ベルレバークランクもアッパー、ロア、リバース、スペーサーと全部新品に交換します

とりあえずそこまで組んだ状態。。

DSC_0309

最終的に組んでセレクターシャフトを外側から見た感じ

 

次にメインギヤです

DSC_0303

ギアは当然そのままですがベアリングはメインのボールベアリングも

ニードルベアリングも全部新品交換です

メインシャフトはさすがに欠品?みたいですね。。

シンクロリングは上に書いたように強化タイプの新品

シンクロハブはさすがに金額的に諦めてスプリングとボールのみ新品交換です

 

カウンターギヤは

DSC_0304

シャフトはそのままでニードルベアリングのみ全部新品交換です

 

最後にドロップダウンギヤですが

DSC_0306

とうとうストレートカットに。。

アイドルギヤはローラーベアリングコンバージョンキットで

懸案だったアイドリングでのカチャカチャ音を低減させます

さらにギヤ比をプライマリー24歯→インプット23歯の0.96にして

もう少しトップスピードが伸びるセッティングにしてみました

合わなければインプットを24歯にすれば戻りますしね

DSC_0307

ギヤ側にローラーベアリングが付いたのでケース側についていたニードルベアリングを外して

専用のシャフトの受けをセットしておきます

 

後は最初に付けれるように加工しておいたバッフルをセットして

DSC_0310

ギヤボックスは完成

DSC_0316

エンジンとドッキングしてプライマリーギヤも仮付けした状態

ここをストレートカットにすると相当うるさくなりますw

ちなみにプライマリーギヤもブッシュはフルフロータイプの物にしました

新品になった分、スラストワッシャーを厚めの物を付けていた為にクリアランスが足らなくなったので

削って調整しておきました

 

あとついでに

DSC_0314

こんな物を作ってみました

クラッチのセンター出しアダプターになります

取っておいた予備のクランクシャフトにセットして

DSC_0315

位置決めになるドライビングストラップの取り付けボルトを緩めた状態で

クラッチバックプレート、フライホイール、クラッチカバーを差し込むと

自動的にセンターにセットされるので

その状態でフライホイール側のドライビングストラップ取り付けボルトを締め付けてやれば

勝手にセンターにセットされました

これでクラッチ踏んだ時にストールするようじゃ

完全にカバーのセンターがずれているという事になります。。

カバーのセンターズレだとやれる事が限られるんですけどね。。

 

 

と言う事で完成です

この状態で組んで再びジムカーナコースでテスト走行した結果

ようやくギヤ抜けは解消されたっぽいです

ただし、かなりの部分が新品になった為に

シフトチェンジがかなり渋くなってしまっているので

本来なら慣らしをしっかりした方が良いのでしょうけど

今回は本番前のテスト走行が開催されないらしいので

このままブッツケ本番になりそうですww

まぁ、無理せず本番が慣らしって感じでやるしかなさそうですねぇ。。

 

後はタイヤを新品にして部品交換によって完全に狂ってしまったアライメントを調整したら

本番に突撃となります

 

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください