ナローの方は合間合間に手を付けてますが、、、、
このような作業なので思ったほど進んでません。
サイドシルのインナーが付いたので、ざっと製作したフロアパネルも取り付けました。
突合せではなく重ね溶接です。時間が掛けられないので早い方法で取り付けてます。
外側からは
タイヤハウス側
左フロアはもう少し製作すべきパネルが残ってますが、もう少し。。。
ブレーキペダルを踏むとフロアが抜けそうだった状態から丈夫なフロアになってきました。
ナローも少しずつ進んでます。
不要になった元のサイドシルアウターです。
3回重ね合せで錆修理してる模様・・・。安く仕上げるとこうなるんでしょうね。
錆の上から重ねてあります。
今回も安く仕上げないと予算オーバーしますが・・・・これは避けたいですね。
ピラーの付け根も使えません・・・。エンジン熱が通るダクトが綺麗に残ってるのは奇跡かな?
まずは、ピラー付け根を復活させて防錆。
ダクトも塗れる部分は一緒に塗りました。塗れない所は防錆油で。
乾く合間にフロアの足りない部分を製作。
そして、持込部品のサイドシルインナーを取付&防錆
これで、製作したフロアを貼れる状態になりました。
製作したフロアパネルを付けてもまだ足りない部分がありますので
取付後に現物合わせにて、更に製作&取付という段取りです。
アルピーヌと同時進行する事になったナロー。
かなりの錆が見えます。
ナローの中でも初代になると思われます。(多分・・旧車の歴史は詳しくありません)
予算に限りがありますので、必要に応じて手を付けていきます。
すべてに手を加えると間違いなく予算オーバーしますので、
場所によっては手を付けない選択も考えながら進めようと思います。
一番厄介で、ココが復旧出来てないと車検も難しいと思われるフロアとサイドシル。
ペダル部分も落ちそう・・・・・。
サイドシル側から
助手席側はここまで酷くないのであまり手を入れない方向で進めます。
まずは形が分かる内にフロアを出来る限り簡単に製作。
これで、7割くらいかなぁ・・・・。なるべく使えそうな部分は使わないと終わりません。
フロアがここまで出来たのでサイドシルに移ります。
フェンダーは邪魔になってきますので外します。
ただ、以前の適当な錆修理で鉄板が色々な場所に溶接されてます。
ネジで留めてある部分も溶接されてるので・・・・・外すにも一苦労。
サイドシルも鉄板の重ね合わせで適当修理し見事なまでに錆びてます。
溶接で固定されたフェンダーも。
こんなパーツを持込されてますので、少し楽かなぁ・・・・。
足らない部分が多いですが・・・・。
順序としまして、上のパネルを取り付けて、製作したフロアを合せながら取り付け。
足らない部分は出来る限り簡単に製作取付。。。。。。ココだけでも先が長い・・・。
次回からの続きでフロントフードから。
裏表に1プライFRPを貼りましたので研削して面を慣らしました。
ボディに戻して歪が出来てない事を確認。
後はパテで仕上げていきます。
ドアも分解してみました。
ヒンジは錆まみれ。
ガラスレールは消えて無くなる手前。
ネジ類も全滅。。。。。
部品があれば交換ですね。。。。無ければ何かで代用かな。
ガラスの鉄板部品も朽ち果てる手前です。
これが原因でガラスが割れる事もあります。要交換です。
フロントフードにもありましたが、「NO51」ドアにもありました。
ドアロック。油が見えず、動きも悪い。
ガラスレギュレーターも同じく。。。ブラストしてみました。
こちらは使えそうです。
ネジが緩むような状況ではないので取り外すにも一苦労。
こちらもブラスト。だいぶボコボコですが・・・・使えそうです。
左右とも分解しましたが、似たような状況です。
この後、同じ様に剥離してFRPを貼ります。
アルピーヌも少し作業が進みました。
FRPボディなので鉄板とは勝手が違います。
フタ物から様子を見ながら作業していきます。
先ずは剥離です。溶剤は使用出来ませんので手作業での剥離です。
エンジンフードから。
パテ部分は大きく変形してくぼんでる為、このまま残しておこうと思います。
当然ですが、カラカラに乾いて、割れまくってます。
FRPは錆びないですが、こうなると厄介です。
最初に作り直しが一番といったのは、この状況からです。
そんな予算はないので、全面を新しいFRPで覆います。
割れが酷かったので2枚張りました。
乾く間にフロントフードも。
しかし、ネバ~い塗膜。
黄土色と赤色はラッカーかな?
ペーパーでは刃が立ちません。
カップワイヤーで黒のゲルコートまで剥ぎます。
この後ペーパーで仕上げてようやく剥離。
こちらも割れはありますが多くないので1枚貼ります。
エンジンフードの裏に戻ります。
まぁ同じく割れまくり。
裏なので1枚。。。
ロックの付く部分はブワッとガラス繊維だけの状態なので後で補強します。
そして、フロントフードも。51番が何なのか分かりませんが・・・・。
当時物っぽい&何かを貼り付けてあったようなので、触らず残します。
こちらも1枚だけ張りました。ボンネットピンが付いてた穴は塞いでます。
エンジンフードも車体に戻してみました。
作業前からラジエータキャップが当たってるので何とかしないといけないですね。
当たってるのはこいつです。
ナット形状のトップが当たってます。
次に待ってる車両はアルピーヌ。
FRPが割れまくってる状態です。
少しモディファイされてますので純正の形に戻しつつ再生していきます。
少しアップしますと・・・・・。
全体が見事な割れ具合です。
再生方法は交換や作り直しがベストですが・・・・。
一般的にはパテ修正になろうと思います。
ただ、その方法だと結構早い時期にFRPマットの柄が浮いてきたり割れが戻ってきたり・・と
いい事がありません。
当社ではよくやる作業ですが、1~2mm表面を削って新しくFRPを1枚、場所によっては2枚張りなおします。
その後パテ修正すると結構長持ちします。今回もその方法で進めます。
こんな状態を見てよく直す気になるなぁ・・・。と思う方もいるでしょう。
ショップで綺麗にして展示してある車両がどんな方法で再生してあるか。。。気になりますよね。
この車両は元の状態が判ってるので、ある意味安心かなぁ・・・と思います。