台風が近いです

午後3時、台風の影響で風が強くなってきました。

無理に仕事を続けても良い事なさそうなので今日は退散です。

本来なら、今日塗装が終われる物もありましたが・・・。

車や部品を屋内に詰め込んで台風に備えます。

明日も仕事は休みかなぁ・・・?

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ポルシェ911ターボのオールペイント作業②

少しづつではありますが、作業が進んでいます。

バラシもフロント側が終わり、同時にバンパーなどの下地作り。

写真はサイドシルカバー。黒色部分は手作業にて剥離しています。

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そしてドア廻りのバラシ。

プラスチック部品は当然ながら脆くなってますので慎重に作業します。

昔のヨーロッパ車ならではですが、バラシ難いです。

代表でミラーのバラシ中。。。

ドア内部には取り外し用のカプラーがないのでこちらのカプラーを外し、

カプラーのピンを一個づつ外します。そうするとドア側から分離。

何かと面倒です。ピン位置が分からなくならないようメモしておく必要もあります。

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その他、ドアロックを外すには、まずガラスサッシを外す必要があったり・・・

そこはシールで固めてあったり・・・と手間の連続となります。

 

右ドアミラーですが、ヒーター用配線が劣化でボロボロでした。

念のためショート防止策をしておいた方がよさそうです。

それと、ネジ取付部が一箇所折れてましたので接着修復します。

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ドアミラーを外すとドア側にこんな感じで配線が残ります。

参考まで。。。

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リアフロアパネルの修理

写真のような事故修理はよくある事ですが、

保険扱いで損害上はリアパネル、フロアパネル交換でしょう。

実際に交換した方が早いかもしれませんね。

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ただ、純正のスポット溶接やシーラーの形状を復元するのはまず無理です。

車両には交換暦有りとレッテルを貼られ時価が下がってしまいます。

ならば、交換する工賃内で修理してしまう事も選択できる方がいいですよね。

(事故暦であることは変わりませんが・・・。)

修理時間はかかりますがこんなにキレイ直ります。

ほとんどパテもいらないでしょう。

さらにはサイドメンバー上のスポットやシーラーは生きてますのでフロアの交換暦は免れます。

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何でもかんでも交換するより

「修理できるかな?」と一度考えてみるのも良いかもしれません。

 

塗装し終えました。

サイレンサーパットが純正品が手に入らなかったので汎用品を使っています。

違和感が残りますが、全体的には修復跡が分かりづらいです。

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酷かった部分のアップ。

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裏側はこんな感じです。純正っぽくチッピングや塗装を施工してます。

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ポルシェ911ターボのオールペイント作業

ポルシェ911ターボ(964型でしょうか)が入庫しました。

大事にされているので綺麗なのですが、さすがに色あせはどうにもなりません。

同色にオールペイントすることになりました。

塗装するのは外観のみでフロントガラスは取り付けたままで行います。

アンテナ入りなので割れやすい為、ウェザーストリップを交換するようになるのですが

最近交換されたばかりなのでウェザーストリップを浮かして作業します。

ごくごく普通の作業内容ではありますがオーナーさんに報告する意味もありますので

お付き合いください。

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早速、リア周りからバラシます。

リアバンパー裏やリアウィング裏のネジが結構無くなってますね。

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少しバラシただけでこの部品点数。

とりあえずこの辺から進めます。

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リアウィングには欠損部分、サイドシルプロテクターにはワレがありますので

修復します。

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プロテクターの材質はウレタンなのでプライマー&接着にて修理。

当店のやり方はFRP用のクロスマットで補強して接着します。

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リアウィングは作業性を考慮して、さらに分解。

リベット固定なので比較的簡単に別れます。

材質は表示されていませんが、純正なのは間違いないですが・・・。

おそらくファイバー入りのABSでしょうか。

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欠損部分を修正しました。材質が確定ではないのでプライマーを使用しました。

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追加します。サイドスポイラー下部です。

ジャッキを当てたのでしょうか?潰れてます。

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黒の塗装は密着が悪くなってきてますので、すべて剥離したほうがよさそうです。

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ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復⑤

大変長~い作業になってます。フェンダーの続きです。

鈑金が終わり半田仕上げ、防錆塗料の塗布になります。

その前にライトハウジングを戻します。

ブラストして張り合わせ部分は防錆塗料と一緒に固めます。

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溶接部や深い傷をパンダで埋めていきます。

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半田を付けると若干白く見えます。

ライト縁の状態です。

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多少は役に立つかもしれないので半田作業簡単な要領を。。。

深い傷がある部分です。

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ワイヤーブラシとサンディングでキレイに。念のため脱脂も。

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フラックスを塗ってまずは半田メッキにします。

これが半田付けのすべてです。これが出来ていないと付きが悪いです。

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そして半田を盛ります。適当な木のへらを使うときれいになります。

木のへらに半田が不着しないように油を染み込ませる人もいるようです。

私は面倒なので付着する度にサンダーで削ってます。

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半田やすりなどで削り仕上げ。

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慣れれば比較的簡単です。

お役に立てれば良いが・・・。

フェンダーは防錆塗料を塗る所まで出来ました。

一度に塗れないので裏表を別々に塗ります。

ガンで塗れない所ははけ塗り。

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この後は手研ぎで面出しし、その上にプラサフを塗ります。

この時点でキレイな面になれば、めでたくパテなし修理完成となります。

 

 

 

 

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復④

鉄板の張替え作業が一段落したので

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塗膜剥離に入ります。長い年月が経つと5層位の塗膜にパテも付いているので

剥離溶剤ではキリがない・・・。面倒ですが、カップワイヤーとバーナーで剥離します。

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当然、裏側も剥離。。。。長~い時間が必要です。

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剥離が終わったので、一旦ボディに仮付け。

社外品のフェンダーでネジ穴が合ってなかった事がうそのようにピッタリ。

やはり純正は良いみたい・・・!

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さて、これからも地道な作業が待っています。

10年以上の耐久性を考慮し、パテを極力使わない方法で仕上げていきます。

かなり根気と時間が必要な作業になりました。

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ここまでやると商売そっちのけです。利益が出るわけがない!

自己満足に浸るほかないですね。。。

この後は溶接部の小さなクレーターなどを半田で埋めて終われそうです。

同業者向けに使った工具を紹介しておきます。

至って普通の工具ですが・・・。若い人には何か収穫があるかも?

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ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復③

前回より少し進んだのでアップしておきます。

フェンダーのライトハウジング廻りの修復です。

パネルが張り合わせてあるので仕方のない部分ですが・・・・。

修復はキッチリと行います。

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一先ずは分解します。

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なるべくコンパクトに張替えしたいので悩みながらこうなりました。

溶接が終わったところ。形状的に歪にくいですが形が変わってしまう事があるので

慎重に溶接していきます。

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歪取り最中ですが、合わせてみました。

復旧できそうですね。

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ここで時間切れです。

次回に続きます。

 

 

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復②

前回に続きます。

右フロントフェンダーの前側を部分製作します。

キッチリと取り付けて作業しないとフロントパネルに流れるラインや

取付位置が把握できないです。

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取付位置が決まり、ケガキ線を入れたら取り外し。。

そして溶接終えたところ。

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端末は最後に曲げます。

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ざっと歪取りするとこんな感じです。

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作業していると上部の取付穴が金属疲労でクラックが入ってる事が

気になって仕方がない・・・・。ネジ穴3つ補強しました。

鉄板を貼ったので間には防錆油を流し込んでおきます。

この一手間を忘れるとサビ発生要因になるので忘れないように。

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次はライトハウジングに手をつけます。

ボックス部を一旦外して作業しようと思います。

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復

バラシ作業は一旦やめてフェンダーの修復にかかります。

以前のブログで紹介したサビサビのフェンダーを起こします。

後ろ側はパッチ当てで2重になっているので1枚になるよう作り直します。

その後、前側はなくなってるので製作します。

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まずは後ろ側、元の形状をベースにパネルを製作します。

元形状に合わせて丸っこいパネルを作ります。

大体が沿うまで頑張ります・・・そうでないとうまくいきません。

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仮付け中・・・。

基本はガス溶接です。歪修正しやすいというメリットがあります。

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すべて溶接しました。一旦冷まして歪を取っていきます。

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歪をだいたい修正、仕上げは全体を剥離した時に。。

そして仮付けしてみました。いい感じの形状でした。

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次は前側ですが時間切れです。

後ろよりは簡単そうですが・・なんで無くなってるの??

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ビートル(タイプ1)のボディレストア/バラシ&点検作業②

バラシ&点検作業の続きです。

ルーフのトップシーリングも剥がしました。

再利用はしないと思いますが、念のため丁寧に剥がしました。

接着剤で貼り付けなので限界はありますが・・・。

その下のスポンジは汎用品で交換します。

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左ドアロックのネジです。固着してるのか??

締まっていない状態で動きません。

仕方なくカットしました。

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完全にバラシてしまう前にインナー部分を引き修正。

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この辺りでインナーを観察・・・。

左インナーは交換してあるようです。

ドアも左がおかしいので修理暦なのかなぁ・・。

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左のウエルドナット。

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右のウエルドナット。こちらが純正のように思います。

この辺は現状でいくか、、、左に合わした方がいいかなぁ。。

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オーナーさんが持ってこられたフェンダー(一式揃ってます)と

この車に付いていたフェンダーを並べてみました。

似てるのですが・・・どこか違います。

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ウインカーの取付位置は一目瞭然で違っています。

よく見ていると端末のプレス形状が違っています。

サビサビ側(もって来られた方)がプレスが綺麗です。

付いていた方は簡易プレスって感じでしょうか。

上が凸凹下は綺麗なラインです。

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この辺も。

サビサビの方が奇跡の純正品なのでしょう。。。多分。

オーナーさんが、このサビサビの方を使ってほしいと言っていた意味が見えてきました。

写真撮り忘れてますが、ライトハウジングの端末もサビサビ側が綺麗です。

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まだまだ続きます。