珍しい4ドアセダンのタイプR。
鈑金屋さんより入庫、事故によるリアの損傷です。
保険事故なのでさっさと交換して修理するのが一般的ですが
なぜか部品が無い・・・。もう無いの・・・?日本車は早いですね。
何とかランプ類の消耗品系は大丈夫でしたが、パネル部品が在庫無しでした。
なので当方に入庫したという訳です。
部品がないのですべて修理します。
全体が分かる写真は載せないので分かり難いですが、右リアを損傷。
バックパネル右半分歪、トランクリッド凹み変形、クォーターパネルに歪、
クォーターパネルがリアドアに干渉してしまっている状態です。
フロアやフレームも曲がってます。
本来ならバックパネル、右クォーターパネル交換。
外した状態でフロアやフレームを修正していきます。
今回は、部品が無いのですべて再利用します。
バックパネルに付いている骨格やパーツを外して一枚パネルにて作業中。
手間かけて細かなビードやプレスラインを再現します。組み付けるとまったく見えなくなる部分ですが・・・。
手抜き無く作業する事が自分流。適当な作業をすると後々鉄板に割れが発生したり異音が発生したりと
良いことはありません。
そして細かなパーツを戻しました。
外観上はこうなりました。
トランクリッドも曲がり修正&鈑金を行いました。
塗装は依頼元の鈑金屋さんにて行いますので、この状態で納車。