ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復④

鉄板の張替え作業が一段落したので

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塗膜剥離に入ります。長い年月が経つと5層位の塗膜にパテも付いているので

剥離溶剤ではキリがない・・・。面倒ですが、カップワイヤーとバーナーで剥離します。

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当然、裏側も剥離。。。。長~い時間が必要です。

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剥離が終わったので、一旦ボディに仮付け。

社外品のフェンダーでネジ穴が合ってなかった事がうそのようにピッタリ。

やはり純正は良いみたい・・・!

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さて、これからも地道な作業が待っています。

10年以上の耐久性を考慮し、パテを極力使わない方法で仕上げていきます。

かなり根気と時間が必要な作業になりました。

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ここまでやると商売そっちのけです。利益が出るわけがない!

自己満足に浸るほかないですね。。。

この後は溶接部の小さなクレーターなどを半田で埋めて終われそうです。

同業者向けに使った工具を紹介しておきます。

至って普通の工具ですが・・・。若い人には何か収穫があるかも?

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ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復③

前回より少し進んだのでアップしておきます。

フェンダーのライトハウジング廻りの修復です。

パネルが張り合わせてあるので仕方のない部分ですが・・・・。

修復はキッチリと行います。

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一先ずは分解します。

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なるべくコンパクトに張替えしたいので悩みながらこうなりました。

溶接が終わったところ。形状的に歪にくいですが形が変わってしまう事があるので

慎重に溶接していきます。

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歪取り最中ですが、合わせてみました。

復旧できそうですね。

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ここで時間切れです。

次回に続きます。

 

 

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復②

前回に続きます。

右フロントフェンダーの前側を部分製作します。

キッチリと取り付けて作業しないとフロントパネルに流れるラインや

取付位置が把握できないです。

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取付位置が決まり、ケガキ線を入れたら取り外し。。

そして溶接終えたところ。

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端末は最後に曲げます。

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ざっと歪取りするとこんな感じです。

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作業していると上部の取付穴が金属疲労でクラックが入ってる事が

気になって仕方がない・・・・。ネジ穴3つ補強しました。

鉄板を貼ったので間には防錆油を流し込んでおきます。

この一手間を忘れるとサビ発生要因になるので忘れないように。

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次はライトハウジングに手をつけます。

ボックス部を一旦外して作業しようと思います。

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/右Frフェンダー修復

バラシ作業は一旦やめてフェンダーの修復にかかります。

以前のブログで紹介したサビサビのフェンダーを起こします。

後ろ側はパッチ当てで2重になっているので1枚になるよう作り直します。

その後、前側はなくなってるので製作します。

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まずは後ろ側、元の形状をベースにパネルを製作します。

元形状に合わせて丸っこいパネルを作ります。

大体が沿うまで頑張ります・・・そうでないとうまくいきません。

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仮付け中・・・。

基本はガス溶接です。歪修正しやすいというメリットがあります。

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すべて溶接しました。一旦冷まして歪を取っていきます。

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歪をだいたい修正、仕上げは全体を剥離した時に。。

そして仮付けしてみました。いい感じの形状でした。

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次は前側ですが時間切れです。

後ろよりは簡単そうですが・・なんで無くなってるの??

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ビートル(タイプ1)のボディレストア/バラシ&点検作業②

バラシ&点検作業の続きです。

ルーフのトップシーリングも剥がしました。

再利用はしないと思いますが、念のため丁寧に剥がしました。

接着剤で貼り付けなので限界はありますが・・・。

その下のスポンジは汎用品で交換します。

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左ドアロックのネジです。固着してるのか??

締まっていない状態で動きません。

仕方なくカットしました。

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完全にバラシてしまう前にインナー部分を引き修正。

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この辺りでインナーを観察・・・。

左インナーは交換してあるようです。

ドアも左がおかしいので修理暦なのかなぁ・・。

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左のウエルドナット。

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右のウエルドナット。こちらが純正のように思います。

この辺は現状でいくか、、、左に合わした方がいいかなぁ。。

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オーナーさんが持ってこられたフェンダー(一式揃ってます)と

この車に付いていたフェンダーを並べてみました。

似てるのですが・・・どこか違います。

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ウインカーの取付位置は一目瞭然で違っています。

よく見ていると端末のプレス形状が違っています。

サビサビ側(もって来られた方)がプレスが綺麗です。

付いていた方は簡易プレスって感じでしょうか。

上が凸凹下は綺麗なラインです。

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この辺も。

サビサビの方が奇跡の純正品なのでしょう。。。多分。

オーナーさんが、このサビサビの方を使ってほしいと言っていた意味が見えてきました。

写真撮り忘れてますが、ライトハウジングの端末もサビサビ側が綺麗です。

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まだまだ続きます。

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア/バラシ&点検作業①

ビートルのボディレストア作業開始にあたり

まず車両の製造年を調べました。車体番号から調べましたところ1961年式でした。

もう54年が経過している車という事になります。動いてくれるもんですね。

実際、始動性やレスポンスがすごくいいです。しっかり整備しているでしょうね。

 

作業はバラシに入りました。

バラシながら気になる所をチェックしていきます。

まずは右フロントのタイヤハウスボディ側です。

至るところに以前の塗装が剥がれています。全面剥離するのでこれは問題はありません。

先端は事故修理が中途半端に終わっています。シワが残ったままです。

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そこに付くフェンダーは、取付穴が加工されていますので寸法がおかしいのかもしれません。

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燃料タンクは取り外さず塗装されてますが、今回は外します。タンク内部は少しサビが見えます。

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トリムは水にやられてるのかなぁ。

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フロント、リア共にトリムは水にやられてました。

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フロアはバッテリーが着く側のみ一度交換暦があるようです。

ウエルドナットが外れてるのでキッチリしないといけないですね。

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リアのバンパー取付ブラケット。ここもウエルドナットが外れてます。

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左ドアはルーフレール部と干渉、下側はスカッフプレートの止めネジと干渉。何かおかしいです。

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フロアカーペットを外すとサビが出てきました。要修理ですね。

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フロントタイヤハウスボディ側の室内から見たところ。サビはかなりありそうです。

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このように配線も一緒に塗装してるところが結構あります。

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曲がったままのドアガラス開口部。モールはうまく付いていません。

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ドア裏側、触らなくても凸凹が分かります。

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ドアガラスを下ろすとドアパネル裏側と干渉。表が割れてるのはコレが原因でした。

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エンジンフードのロックですが、動きが良くないですね。何とかしたいところ。

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ここまででも結構な作業があるようです。

ドアに関してはFLAT4の通販ページにこの車に使える社外ドアが売っている。

現時点では予約受付になおり購入できるか不明ですが、

現状ドアを復活するか社外品購入検討するかをオーナーさんと調整した方が良さそうですね。

 

 

 

 

 

 

ビートル(タイプ1)のボディレストア始めます

ユーロガレージさんよりビートルが入庫。

パッと見、そんなに悪くはないのですが綺麗にしたいとの事で依頼を受けました。

オーナーさん曰く、以前に専門店でやってもらった全塗装がオカシイ??との事。

確かに良く見ると下処理せずにサビたまま塗装しましたという状態が感じられます。

専門店なのにコレでやっていける??まぁどうでもいい事ですが・・・。

オーナーさんの希望は「子供にも乗せたい」という思いがあるようですので

かなり気合を入れて作業しないといけません。。。

耐久10年以上を目指す作業となりそうです。

簡単な作業内容を説明しますと、

手の届く所のサビはキッチリ落とし防錆からやり直し、パテは出来る限り使用しない。

パテは材質的に10年以上の耐久性はないと認識していますので使用は避けたいところです。

なお、溶接合わせ面や袋状の内部は部品をすべて外さないと作業できませんので

作業箇所から外しますが、何らかの防錆をしたいところです。

作業前の写真。結構きれいでしょ。

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綺麗に維持されてる洒落たビートルの入庫

なかなか綺麗なビートルが入庫しました。

外観は勿論、内装もかなりのこだわりを感じます。

さらにベバストヒーター装備で快適に乗れそうです。

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今回はタイヤがフェンダーに当たるので対策してほしいとの依頼です。

ローダウンの為、かなりきびしい状況は写真でも判断できます。

ローダウンするとサスペンションの機能上、少しタイヤが後へ移動した状態になるので余計にきびしい。

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まずは一般的なたたき出し。裏からたたき出すのではなく鉄板を伸ばしてきます。

端末の折り曲げ部は丸く薄めに仕上げてみました。間違ってもペッタンコはしないほうが無難です。

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両方を同じ様にしてとりあえず試走してみました。

通常走行に少しオーバースピード気味に曲がるなどしてみましたが

当たることはなかったです。

ここでオーナーさんに確認。フルバンプしない限り当たらないと思う事を伝えました。

フルバンプでも当たらない方が嬉しいとの回答のため、やり直しです。

で、テープを貼ってる部分(最大で2cm)のアーチ形状を変えます。

形状が行方不明にならないよう簡単な型取りは忘れずに・・・。

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鉄板を切りたくないので何とか叩いて形状を変えたいと思います。

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目標の形になりました。切らないで正解でした。

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タイヤを付けるとこんな感じ。

ローダウンで後よりの感じだったアーチとタイヤの隙間が均等になりました。

コレだとかなりの余裕ができましたのでヨシとします。

念のためフルバンプまでは7cm程度のストロークが残っている事も確認しました。

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反対側は要領が分かってるので早かった・・。

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ただ、気になることが・・・・。

アブソーバーがスカスカ状態、さらにバンプラバーは劣化で機能を果たしてない状況。

写真撮りましたが見えませんね。。

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一先ず塗装します。裏はチッピングで保護。

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